「こんな高校・居場所があったんだフェス」を開催しました

80組147人以上が参加。希望が次の誰かへ手渡される場に

10月12日(月・祝)に開催した「こんな高校・居場所があったんだフェス」が、皆さまのおかげで無事に終了しました。

今回の参加者は、確認できただけで80組147人以上。行楽シーズンということもあり、途中から来場された方も多く、正確な参加者数は把握できていませんが、たくさんの方に足を運んでいただきました。

ご参加いただいた皆さま、出展してくださった学校や団体の皆さま、運営をお手伝いいただいた皆さま、そして陰ながら応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。

今回のフェスでは、学校や居場所との新たな出会いが生まれただけでなく、かつて不登校などを経験した子どもたちがボランティアとして運営を支えました。希望を受け取った子どもたちが、今度は誰かの希望を支える側へ。そんなつながりが生まれたことも、大きな成果の一つです。

今はまだ、エネルギーを充電している途中

不登校の子どもたちの中には、今はまだ外に出ることが難しかったり、人がたくさん集まる場所に行くことに不安を感じたりする子もいます。

フェスに興味はあっても、今回は参加できなかった子もいるでしょう。

でも、それでいいのだと思います。

今はエネルギーを充電している途中。

それぞれのペースで、いつか「行ってみようかな」と思える日が来ればいい。

そんな思いも込めて、私たちはこのフェスを開催しています。

かつて支えられた子どもたちが、今度は支える側に

今回、特にうれしかったことがあります。

それは、フェスのボランティアとして参加してくれた子どもたちの存在です。

実は、その多くが、かつて不登校などを経験し、長い時間をかけて少しずつ元気を取り戻してきた子どもたちです。

以前は外に出ることさえ難しかった子が、今では自分から外に出て、人と関わり、イベントを支える側になってくれています。

中には、こんなことを話してくれた子もいました。

「自分もフェスに参加して希望が持てたから、今悩んでいる子の役に立ちたい」

この言葉を聞いたとき、本当にありがたいと思いました。

かつて誰かから受け取った希望が、今度は別の誰かへと手渡されていく。

そんなつながりが生まれていることが、何よりもうれしいのです。

ボランティア活動が学校の特別活動に

今回、もう一つうれしい出来事がありました。

参加してくれた通信制高校の中には、フェスでのボランティア活動を学校の特別活動として位置づけてくださる学校もありました。

子どもたちにとって、ボランティアへの参加が一つのきっかけになり、学校での活動にもつながっていく。

こうした学校との連携も、フェスを続けていく中で生まれた大切な成果だと感じています。

「来た時よりも、帰る時のほうが元気になれる場所」を

もちろん、すべての人が安心できる場所をつくることは、決して簡単ではありません。

人によって安心できる環境は違いますし、誰かにとって楽しい場所が、別の誰かにとっては緊張する場所になることもあります。

それでも、私たちが大切にしたいことがあります。

それは、

「来た時よりも、帰る時のほうが元気になれる」

そんな場所をつくることです。

フェスに来て、知らなかった学校や居場所に出会う。

誰かと話してみる。

自分と同じような経験をした人がいることを知る。

あるいは、何も話さず、ただその場にいる。

どんな参加の仕方でも構いません。

帰る時に、少しだけ気持ちが軽くなっていたら。

「こんな道もあるんだ」と思ってもらえたら。

それだけでも、このフェスを開催する意味があるのだと思います。

学校に行かなくても、未来にはいろいろな道がある

学校に行けなくなったからといって、将来の可能性がなくなるわけではありません。

世の中には、さまざまな学び方や過ごし方、そして人とのつながり方があります。

今はまだ、その道が見えなくても大丈夫。

子どもたちが自分のペースで、自分らしい道を見つけていけるように。

そして、悩んでいる保護者の方にも「こんな選択肢があったんだ」と知っていただけるように。

これからも、地域の皆さんと一緒に、そんな出会いの場をつくっていけたらと思います。

誰も、一人じゃありません。

心細くなった時、誰かと話したくなった時には、どうぞご連絡ください。

最後になりましたが、今回のフェスに関わってくださったすべての皆さまに、心から感謝申し上げます。

本当にありがとうございました!

ちくご地域ユースサポート 不登校支援部会