進路相談事業(定時制高校・通信制高校等説明会や見学会)
不登校当事者の多くの進路となる定時制高校・通信制高校の説明会をひまわりの会八女・筑後と連携して行っています。2023年度は各高校の説明を、不登校経験のある在校生たちに行ってもらいました。不登校経験者が現在はいきいきと定時制・通信制高校に通っている姿を多くの不登校当事者・家族に見ていただくこともできました。
付随して定時制高校・通信制高校の見学会も行っています。
また、定時制高校・通信制高校の紹介冊子「こんな高校あったんだ 自分の居場所を見つけよう」を作成・配布しています。
こうした取組を通じて、下記の効果を期待しています。
- 希望と展望の提供: 不登校の子どもたち及び家族にとって、定時制高校や通信制高校の説明会は新たな教育の選択肢を示し、希望と展望を提供します。これにより、彼らは将来に対する明確な目標を設定し、モチベーションを高めることができます。
- 成功体験の共有: 元不登校経験者が説明会を行うことで、同じ道を歩んできた当事者としての共感が生まれます。彼らの成功体験は、不登校の子どもたち及び家族に勇気や自信を与え、学習への積極的な姿勢を育みます。
- 適切な情報の提供: 定時制高校や通信制高校の説明会は、詳細な情報を提供する場でもあります。カリキュラム、学習スケジュール、サポート体制などについての理解が深まり、適切な学校を選択できるようになります。
- 学習環境の確認: 見学会は、学習環境を直接見て、感じる機会を提供します。不登校の子どもたち及び家族は、学校の雰囲気や設備についてリアルな印象を受け、適切な選択をするための情報を得ます。
- コミュニティの形成: 同じ学校を選択することになるかもしれない他の不登校経験者との出会いは、新たな友情や支えのコミュニティを形成する助けになります。学校仲間とのつながりは、子どもたちの学習体験を豊かにします。
- 家族の理解とサポート: 家族もまた、説明会や見学会を通じて学校選択に関する情報を得ます。これにより、家族は子どもたちを適切にサポートする方法を理解し、共感の絆を強化できます。
- これらの活動は、不登校の子どもたち及びその家族にとって、新たな学習環境の選択、希望と自信の再構築、コミュニティの形成など、多くのメリットを提供します。彼らの教育と未来に対する前向きな影響を持つと感じています。